この日のイベントは、どうやら新車のNDCと国鉄旧気動車色を復刻したキハ11形のコラボによる営業運転でした。昼頃から新旧2連の運行があるようですが、それまでは、元留萌コンビが走る様です。
1.キハ2004 (中根~金上:1996年5月)

私にとっては、NDCよりもこの国鉄キハ22形モドキの撮影の方が重要でしたが、この時間帯にこの車両を撮影する同好者は誰もいません。
2.キハ2005 (中根~金上:1996年5月)

まあ、邪魔者もいないので、久々に落ち着いてキハ2000形の撮影ができましたが、毎度のことですが、この塗装なので、撮影に気合が全く入りません。
3.キハ2005 (中根~金上:1996年5月)

キハ2000形は1966年製造で、キハ2004は新潟鐵工製、キハ2005は東急車輛製です。2両だけであり、全く同じスタイルなのに、どうして2社に分けて購入されたのか、留萌鉄道の意図が分かりません。また、国鉄キハ22形そっくりですがモドキです。ロングシート併用の座席配置や、前照灯両脇に配置されたタイフォンに留萌の拘りが感じられます。
4.キハ2004 (中根~金上:1996年5月)

このキハ2000形は、一時期キハ20形の導入により、運行機会が少なくなっていましたが、やはりワンマン化によって一躍運行機会が増えました。この時点のワンマンカーは新車を含めて5両なので、5両あれば十分です。しかし、ワンマン化されなかった車両は新車の導入で廃車となる可能性が高いです。
5.キハ2005 (中根~金上:1996年5月)

おそらく、キハ20形は朝の通学列車や増結用として廃車対象外と思われました。廃車の可能性が高いのは、やはり古い車両のはずです。キハ11形やワンマン化されなかったキハ223あたりです。
6.キハ2004 (中根~金上:1996年5月)

そう考えると、このキハ2000形は当分は安泰と言うことです。実際にこの車両は長生きしました。塗装も国鉄準急気動車色や急行気動車色となり、湊線がひたちなか海浜鉄道になってからも引き継がれて、2015年12月まで使用されました。一度くらいは留萌色の塗装を見たかったです。