貨物列車の撮影は、陽の向きによっては機関車が逆光になるため、順光撮影の効率が宜しくありません。三岐鉄道の場合、機関車順光で藤原岳をバックに撮影するには午前中が勝負です。
1.ED451+ED454+貨車16両 (三里~丹生川:2025年4月)

復刻塗装のED451先頭でタキ16両牽引の貨物がやって来ました。しかし、この日は午前中に北勢線を撮影していたので、三岐本線の貨物撮影は午後からとなり、藤原岳をバックに撮るとこんな感じで半逆光です。
2.ED451+ED454+貨車16両 (三里~丹生川:2025年4月)

この写真は三岐本線をオーバーパスする県道の築堤から撮影したものですが、もう1カ月ほど経てば、この沿線の田植えが始まり、この付近では水田が鏡の様な光景となるはずです。改めてその時期に訪れたいです。
3.ED5082+ED5081+貨車16両 (丹生川~三里:2025年4月)

この時間帯は東藤原行の貨物列車が順光となります。この場所では前日も同じ様な撮影を行いましたが、前日は天気が悪く、しかも長い貨物列車がファインダーに収まり切らず大失敗だったので、この日は仕切り直しです。
4.ED5082+ED5081+貨車16両 (丹生川~三里:2025年4月)

前日の失敗を糧に、今回はタキ16両を押し込みました。しかしながら、架線柱だらけでヒヤヒヤの撮影です。何枚か連写しましたが、やはり電機の顔に架線柱が被った失敗が何枚かありました。
5.クハ1852+モハ806+クモハ805 (丹生川~三里:2025年4月)

さて、この時点(2025年4月)の在籍車両についてまとめてみましょう。
①101系(元西武401系)
・クモハ103+クモハ104
・クモハ105+クモハ106
②801系(元西武701系)
・クモハ801+モハ802+クハ1802:広告電車
・クモハ803+モハ804+クハ1804:旧西武カラー(赤)
・クモハ805+モハ806+クハ1852:旧西武カラー(黄)
③851系(元西武701系、新101系)
・クモハ851+モハ881+クハ1881:クハ1881は事故代替車
④751系(元西武新101系)
・クモハ751+モハ781+クハ1751
⑤5000系(元JR東海211系5000番台)
・クモハ5101+モハ5201+クハ5301
6.クハ1852+モハ806+クモハ805 (丹生川~三里:2025年4月)

この時点では、5000系はまだ試運転中の営業投入前でした。5000形第1編成の営業開始は今年の5月13日でした。それまで三岐の電車は元西武電車ばかりで、まさに西武三岐線のごとくでしたが、これからは5000系が徐々に竣工して、最終的には8編成になるとのこと。そして入れ替わりで元西武電車たちが淘汰されていきます。