ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

近況編1-2 2024年神奈川臨海(川崎):貨物の実態(その2)

神奈川臨海鉄道の千鳥線で貨物列車を撮影していて、ここは臨港地帯なので、海を入れて撮影できないか考えました。しかし、地図を見てもなかなか良い場所はありません。せいぜい運河を渡る場所くらいですが、立入れる場所なのか、陽の向きは大丈夫か、実際に行って見ないとわかりません。

 

1.DD602+コキ(タンク車)4両 (千鳥町~川崎貨物:2024年6月)

さて、今回は日が変わって再び千鳥線です。千鳥線で何とか海を入れて貨物列車を撮ろうと歩き回りましたが、やはり千鳥橋付近しかありません。しかし、千鳥橋には視界を邪魔する巨大な蒸気配管が線路に並行して敷設されており、良い撮影ポイントではありません。ところが、朝であれば千鳥町の護岸から、海を入れて順光で撮影できるポイントがありました。

 

2.DD602+コキ(タンク車)4両 (千鳥町~川崎貨物:2024年6月)

それが今回の撮影ポイントです。まあ、海を入れて辛うじて撮れた感じです。背景がゴチャゴチャしているので列車が目立ちませんが、これが精一杯頑張った結果です。

 

3.DD602 (千鳥町~川崎貨物:2024年6月)

これが諸悪の根源である蒸気配管の実態です。困ったモノです。この配管がなければ、千鳥橋を渡る貨物列車が綺麗に撮れるはずです。

 

4.DD602 (千鳥町~川崎貨物:2024年6月)

機関車の単機回送をズーム撮影してみました。バックはセメントのプラントです。この場所は蒸気配管が軌道よりも低い位置に敷設されているので、機関車がスッキリ撮れました。

 

5.DD602 (千鳥町~川崎貨物:2024年6月)

しかし、バックが賑やか過ぎて機関車が目立ちません。そして、手前の海は知らなければ海なのか川なのか判別できませんが、実態は運河の一部です。

 

6.DD5517+タキ(石油輸送) (千鳥町~川崎貨物:2024年5月)

そして、ここから浮島線の写真です。これは浮島橋を渡る長大な石油列車です。浮島線は首都高速川崎線の高架下にへばり付くような路線であるため、こちらも良い撮影場所がなく悩ましい路線です。

 

7.DD5517+タキ(石油輸送) (千鳥町~川崎貨物:2024年5月)

この写真は沿道から撮影したものです。広角で無理やり海を入れて撮ってみました。陽の向きが軌道のやや反対側から射していますが、反対側は工場の敷地なので立入ることができません。