ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

近況編1-3 2024年神奈川臨海(川崎):貨物の実態(その3)

神奈川臨海鉄道浮島線の貨物列車は殆どがENEOS川崎製油所に出入りする石油タンク車です。石油列車以外にも夜には川崎市のごみ輸送や不定期で変電機器などの大物輸送が行われています。列車の本数も多く、長大編成が頻繁に走っていますが、ここも良い撮影場所がありません。そして、貨物列車の運休も時々あります。

 

1.DD5519+タキ(石油輸送) (末広町~川崎貨物:2024年5月)

浮島線の唯一の撮影ポイントは浮島橋です。しかし、朝のうちは、首都高速の影になります。よって、朝は千鳥線を撮影してから浮島線に来るのが無難です。ただし、午前中の浮島行の列車が写真1の様に順光となりますが、正面がちの写真しか撮れません。

 

2.DD5519+タキ(石油輸送) (末広町~川崎貨物:2024年5月)

石油列車は殆どが長大編成ですが、沿道から撮るとこんな写真しか撮れません。これはズームで望遠撮影ですが、お尻の方がみごとにフレームアウトです。

 

3.DD5519+タキ(石油輸送) (末広町~川崎貨物:2024年5月)

そして、慌てて標準に戻して連写です。このように浮島線は道路橋に接近しているため、歩道の欄干が邪魔で、とても撮り辛いです。

 

4.タキ(石油輸送) (末広町~川崎貨物:2024年5月)

ここは浮島橋のたもとです。歩道の椅子に座っている人がいますが、ここはバス停です。そのすぐ後ろを石油列車がノソノソと通過して行きます。これも浮島線の日常の光景です。

 

5.DD5519+タキ(石油輸送) (末広町ENEOS川崎精油所:2024年5月)

写真5は浮島線ではなく、製油所の引込線の踏切です。ここは末広町駅の先にあるENEOS川崎製油所の正門前です。石油列車は浮島線から分岐して、この引込線を通って製油所内に出入りします。

 

6.DD5519+タキ(石油輸送) (末広町ENEOS川崎精油所:2024年5月)

この写真は製油所内でタンク車の入換中に機関車がヤードから出てきたところを撮影したものです。この奥にあるヤードは大きく、ヤード内専用のスイッチャーが2両いるはずですが、残念ながらここから奥は立入禁止なので、見ることができません。

 

7.DD5519+タキ(石油輸送) (末広町:2024年5月)

ここは末広町駅です。製油所から川崎貨物駅行の石油列車が出て来ました。この日は暑くなってきたので、これで撤収しましたが、その後も神奈川臨海鉄道の貨物列車撮影は続きますので、別途お伝えします。