ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1317話 1997年福井:吊掛車は期待せずに待つ

1997年頃、私は大阪に住んでいたので北陸方面に出向く機会が増えました。しかし、どこの私鉄も大手私鉄の中古車を導入して、着々と車両の入替えを進めており、趣味的に窮地に追い込まれていました。

 

1.モハ300形2連 (福井駅前:1997年5月)

そんなある日、福井鉄道に中古のカルダン車が導入されるとの情報が入り、そうなると吊掛車が淘汰されることは間違いなく、とにかく福井を目指しました。

 

2.モハ81+クハ81 (福井駅前:1997年5月)

しかし、その頃の福井鉄道は自前で吊掛車のカルダン化も進めており、吊掛車の稼働はほとんどない状況でした。よって、撮影に出向いても、吊掛車は期待せずに待つしかありません。それは重々承知していましたが、やはり福井に着いてみて、この電車を見た途端、モチベーションが一気に急降下!。

 

3.モハ82+クハ82 (市役所前~福井駅前:1997年5月)

この電車も・・・・。わざわざ福井まで何をしに来たのか?。しかしながら、来てしまったからには、撮るしかありません。

 

4.モハ300形2連 (三十八社~鳥羽中:1997年5月)

そして、いつもの三十八社へ・・・・。やって来たのは幻滅のモハ300形でしたが、先ほどの広告電車を見た後なので、なぜかホットしました。

 

5.クハ82+モハ82 (三十八社~鳥羽中:1997年5月)

でも、またコーラ電車がやって来ました。この広告電車は、前回の訪問時にも走っていましたが、間近に見ると強烈です。しかも2両が全く違う塗装なので、とにかく目立ちます。これも宣伝効果を狙った作戦なのかも知れませんが、この電車はもともと地味が売りの80系です。

 

6.モハ203-2+モハ203-1 (浅水~三十八社:1997年5月)

オー、ようやくまともなのが来ました。ところで、この日は天気が良く、大変清々しい光景です。本音を言うと、この電車も旧塗装が良かった!!

 

7.クハ81+モハ81 (浅水~三十八社:1997年5月)

晴天なのに虹が来ました。それにしても、この派手な電車は何の広告なのか?この日はこの派手な電車とつき合わねばならず、気の重い日になりそうでした。