この頃の北勢線には、まだ活気がありました。軽便とは言え、さすがにラッシュ時です。小さい電車は乗客でいっぱいです。そして連接車もやって来ました。
1.ク202+サ101+サ201+モ275 (六把野~北大社:1991年8月)
しかし、なにか変です。・・・・塗装です。
塗装が替わっていました。前回撮影した1989年は、まだ近鉄マルーン1色でしたが、この時は前面とドアまわり、そして裾部にオレンジ色が追加されていました。この塗分けは湘南顔には似合いません。
そう言えば、いまさらですが他の車両も新塗装になっていました。
2.ク202+サ101+サ201+モ275 (六把野~北大社:1991年8月)
近鉄本線はマルーンとアイボリーのツートンカラーですが、こちらはなぜかオレンジ色です。まあ、どこかの白装束に比べれば許せる範囲ですが、もしかしてこの塗装が220系にも展開されはしないか心配でした。
3.ク202+サ101+サ201+モ275 (六把野~北大社:1991年8月)
とりあえず、連接車も撮れました。この列車は手前の3両が連接車です。この連接車は、元々電動車で、導入時は軽便電車では画期的な垂直カルダン車でしたが、メンテのし辛い現場泣かせだったため、トレーラー化された哀れな車両です。しかし、それはそれとして、貴重な軽便連接車です。この日の運用が気になります。この列車は西桑名行きですが、この折返しは入庫なのか?それとも阿下喜行きか?
4.ク172+モ272+サ146+ク142 (六把野~北大社:1991年8月)
最大輸送力列車の4連が来ました。ク172+モ272はまだ旧塗装のままです。この車両の導入で北勢線は軽便から脱皮を図りましたが、北勢線はとてもつまらない路線になってしまいました。
5.ク145+サ136+モ274 (六把野~北大社:1991年8月)
ところで、北勢線は一部の列車を除いて、MT2連が基本で、ラッシュ時は付属の2両を増結して4連となるパターンでしたが、編成替えをして3連が増えたような気がしました。もしかして輸送需要が増えたのか?
6.ク171+モ271 (北大社:1991年8月)
車庫にはク171+モ271がいました。この編成も旧塗装でしたが、色褪しており、そろそろ塗り替え時期の様でした。しかしながら、大型車がラッシュ時に車庫で寝ているとはもったいないことです。
そろそろラッシュも終わりです。まだ時間は早いので撮影場所を移動です。